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こんにちは。小学生の頃、爆竹を手に持った状態で爆発したことのある、院長の平内です。指にケガはありませんでしたが、しとばらく手がジーン痺れていて、耳鳴りがしていました。

ある大学の１８～２０歳の女子大生１２４人の歯型を調べたところ、若い女性の噛む力が弱くなっていることと、親知らずが退化しているということがわかりました。

上あごの親知らずが生まれつきない人が約８２％で、下あごの親知らずが生まれつきない人が約７２％であることがわかりました。

しかも、親知らずよりも前方の歯には退化傾向がみられるそうで、歯科大教授によると、「小児期にもっと硬い食べものをかむ習慣が必要」とのことです。

当院でも親知らずが生まれつきないという患者さんが増えてきました。

また、あごが昔より小さくなったので、親知らずがちゃんと生えることができず、斜めに生えていたり、歯肉の中に埋まったまま生えないということが今では当たり前です。

親知らずは、何かと痛みの原因となりやすいので、生まれつきない方には親知らずの痛みに悩まされることがないので、その点では良いかもしれません。

しかし、生まれつき親知らずがないということは、歯が退化傾向にあり、将来親知らずだけではなく奥歯さえもなくなってしまうということが予想されます。

さらに、あごが小さくなったために起こる弊害は親知らずだけではありません。

それは小児の時から始まっていて、あごが小さいと永久歯が綺麗に生えてきません。近年では、歯並びが綺麗に生えているお子さんのほうが少なくなっているようです。

また、乳歯が抜けたあと、すぐに永久歯が生えてこないので、心配して来院されるお母さんがいらっしゃいますが、これもこれもあごが小さくなったために起きるのです。

やはり、小児の時期からしっかりと噛む習慣をつけることが大切だと言えます。