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ジルコニアは、二酸化ジルコニウムを成分としており、ダイヤモンドなどの装飾品や、包丁などにも使われています。歯科ではジルコニアクラウンとして被せ物で使用します。ジルコニアフレームを使用することにより強度が格段に向上して、奥歯やブリッジなど強度が求められる部位にも問題なく使用することが出来るようになっています。ジルコニアには、ジルコニア単体で出来ているフルジルコニアとジルコニアフレームにセラミックを築り足したジルコニアセラミックがあります。フルジルコニアは非常に強度が非常に高いです。奥歯の歯の長さが短く被せ物の強度が得られない場合、噛み合わせの関係で被せ物の厚みを確保するのが難しいけれども白い歯を入れる必要がある症例に最適です。ただし、フルジルコニアは色が限定されていますので、前歯など審美性が求められる部位には不向きとなります。６番や７番などの奥歯に適しているといえます。フルジルコニアは、ジルコニアフレームにセラミックを盛り足して作成しますので、ご希望の色に合わせたジルコニアをつくることが出来ます。ですので、ジルコニアセラミックは、歯の色にこだわった審美性が求められる前歯から奥歯まで適応可能となっています。