中延の歯科・歯医者なら、中延駅徒歩2分・荏原中延駅5分の平内歯科クリニック。

中延の歯医者、平内歯科クリニックでは歯頚部齲蝕（しけいぶうしょく）、特に高齢者の歯頚部齲蝕には注意を喚起しています。歯頚部齲蝕とは、歯頚部は歯の根元の部分、齲蝕とは虫歯のことで、歯と歯肉の境い目にできる虫歯のことを言います。虫歯は唾液に含まれているミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌によって発生します。ミュータンス菌を含んだバイオフィルムによって虫歯が発生するのですが、歯頚部齲蝕は歯ブラシがしっかり当たっていない部分、バイオフィルムがしっかりと除去出来ていない部分の歯の根元に虫歯ができるものです。初期段階では、歯の根元が白くなるホワイトスポット（白斑）とよばれる虫歯のごく初期の状態になります。白い部分は歯ブラシで擦っても除去できません。歯磨きでケアすれば大きな虫歯に発展しませんが、審美的に影響がでてきます。さらに進行すると歯の根元が茶色～黒くなってきて、歯質が徐々に欠けてきます。そうなると、歯磨きの時に痛みを感じたり、冷水痛がでてくる場合もあります。治療としては、通常コンポジットレジンで治療することになります。歯頚部齲蝕で問題となるのが、年齢が高くなればなるほど歯肉は徐々に退縮して下にさがってくるものですが、虫歯が歯のエナメル質に覆われていない歯の根っこにできることがあり、歯の寿命を縮める原因となる場合もあります。年齢が高くなればなるほど、特に高齢者の方は歯頚部齲蝕は防ぐ必要があります。中延の歯医者、平内歯科クリニックでは、歯の根元の部分もしっかりと毛先が当たるように歯磨きを行うことと、歯頚部齲蝕の予防のためにフッ素入りの歯磨剤の使用を勧めています。