中延の歯科・歯医者なら、中延駅徒歩2分・荏原中延駅5分の平内歯科クリニック。

中延の歯医者、平内歯科クリニックでは、二大疾患である虫歯と歯周病を惹き起こす原因でるバイオフィルムについて説明しています。バイオフィルムとはプラーク（歯垢）のことであり、細菌の塊です。バイオフィルム1gの中に約300～400種類の細菌が含まれています。常に唾液にされされている歯の表面には、細菌がつくる菌体外多糖と呼ばれる成分によって覆われていて、フィルム状に強力に歯に付着して、どんどん増殖していきます。虫歯菌であるミュータンス菌が作り出すバイオフィルムには、ミュータンス菌が作り出す酸が含まれており、歯の表面のpHを低下させて虫歯を作っていきます。歯周病の場合には、歯に付着しているバイオフィルムが歯周ポケット内に増殖することによって、内部に歯周病が進行していくことになります。このように、バイオフィルムの正体は細菌の塊だということです。このバイオフィルムを除去することが歯磨きの目的であり、お口を綺麗にすることが虫歯や歯周病の予防になるのです。また、入れ歯を使用している方は、入れ歯の表面にもバイオフィルムが出来ています。入れ歯も綺麗に清掃することが必要で、入れ歯を不潔にしているとどんどん細菌が増殖して、誤嚥性肺炎の原因にもなり得るため、しっかりとお手入れをすることをお勧めしています。