中延の歯科・歯医者なら、中延駅徒歩2分・荏原中延駅5分の平内歯科クリニック。

中延、荏原中延の歯科・歯医者、平内歯科クリニックでは、日常よく見られる症例について説明していますが、今回はむしろ稀なケース？について説明したいと思います。コカコーラについてです。「コカコーラは歯に良くない」「コカコーラを飲むと歯が溶ける」と認識している方は多いと思います。たしかに、昔からコーラに抜去した歯を漬けておいたら歯が溶けてしまったという実験はあります。確かに、エナメル質の臨界点はpH5.5 であり、コーラのpHは約3という強酸ですので、コーラは完全に歯を溶かすレベルにあります。とは言え、コーラを飲んだからといってただちに歯が溶けるわけではありません。もしすぐに歯が溶けてしまうようでしたら、とっくの昔に発売禁止になっているでしょう。ところが、コーラが大好きで毎日、お水やお茶の代わりにコーラを飲まれる方もいらっしゃるんです。中延の歯医者、平内歯科クリニックでも過去に2名ほどコーラを水代わりに飲んでいる方がいらっしゃいましたが、上の前歯の8本の裏側がコーラで溶けていました。そのためにお水にしみたり、風が前歯に当たるとしみるようになっていました。これは酸蝕症と呼ばれる、炭酸飲料によって歯が溶ける状態です。コーラや炭酸飲料水は、通常飲む場合には問題はないですが、毎日お水代わりに飲むようになると歯が溶けてきますので注意が必要です。余談ですが、コーラなどの炭酸水飲料を多く飲むのをやめられない方は、歯が溶けるのを予防する方法の一つとして、前にブログで伝えた「重曹うがい」でお口の中を中和すのも一つの方法かと思います。以上より、中延の歯医者、平内歯科クリニックではコーラなどの炭酸飲料を多く摂取することは歯に影響があるため注意が必要であることを説明しています。