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入れ歯に不具合を感じて、薬局で売られている入れ歯安定剤を使用している患者さんがいらっしゃいます。入れ歯安定剤は、年間100億円以上の売り上げがあるほどです。それだけ入れ歯に不具合を感じて入れ歯安定剤を購入していいる方が多いということになります。入れ歯安定剤と購入する理由としては、上の入れ歯が食事や会話で落ちるので落ちないようにする。下の入れ歯が浮いて食事に不具合がでるので浮かないように安定剤を使用している。下の入れ歯が歯肉に当たって痛いので、歯肉の痛みを取るためにクッションとして使用している。などが入れ歯安定剤を使用する理由として多いようです。市販の入れ歯安定剤には種類が多くあり、ジェル状のものから硬い粘着性のものまであります。今までに入れ歯安定剤を使用していた患者さんによると、軟らかいジェル状の安定剤を好んで使用している患者さんもいれば、ジェル状のものは使いづらいとおっしゃる患者さんもいました。このあたりは、実際に使用してみて好みが分かれるところだと思います。ところで、入れ歯安定剤が特に有効だと思われる患者さんは、歯肉が大きく痩せていて入れ歯を新しく作るのが困難な方、歯肉が大きく痩せているため入れ歯を新しく作りなおしてもなかなか合わない方、歯肉の厚みが薄くなっており入れ歯を入れると歯肉が痛くて食事が困難な方。このような方が特に入れ歯安定剤を使用すると有効なことが多いです。