過度のブラッシングと歯肉退縮について。
2018年11月13日
前回は、過度のブラッシングと知覚過敏について説明しました。強すぎる歯磨きは、歯のエナメル質を削ることになり、結果としてお水や冷たい飲み物がしみる状態が起きることがあります。これが知覚過敏の状態です。歯磨きによって歯質にダメージが起きた場合です。強い歯磨きによって歯肉がダメージを受ける場合があります。歯肉を歯ブラシで擦りすぎた場合に、歯肉を傷つけてしますことがあります。これが擦過傷と呼ばれる状態です。数日間、傷ついた歯肉に歯ブラシを当てないようにすることで自然治癒します。また、奥歯を磨く時に歯ブラシを前後に大きなストロークで磨く習慣のある方に見れる症状として歯肉退縮があります。歯肉退縮とは、歯の根元の歯肉の位置が下がることをいいます。歯肉の位置が下がってくると、鏡で見て分かるようになります。また歯の長さが長くなって見えるようになります。これは犬歯や小臼歯部、大臼歯部の奥歯に発生しやすい症状です。この部分の歯肉が強い歯磨きによってちょうどダメージを受けやすいために発生するのです。歯肉退縮が起こると、歯が長く見えたり、歯肉が下がっているために審美的な影響が発生することになります。また、お水にしみるなど知覚過敏傾向になりやすいといえます。そして、一度歯肉退縮が起こると、歯肉の位置は元の状態には戻りませんので、強く歯を磨かないように注意が必要です。
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