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前歯を失った場合の治療方法は?

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前歯を失った場合の治療方法は?

2018年11月19日

前歯を失う原因として多いのは、虫歯が根っこの中深くまで進行してしまった場合。歯周病で歯がぐらぐらしてしまった場合。歯の根っこにヒビが入ったり、割れてしまった場合。根っこに大きな膿が溜まって治療が困難な場合。まれに打撲が原因となって抜歯に至った場合などもあります。前歯は審美的要素が大きいため、歯を失ったら早急に歯を入れる必要性が出てきます。歯を失った場合の治療方法としては、ブリッジ、インプラント、入れ歯による治療のどれかになります。入れ歯は患者さんが第一に選択することはほとんどなく、ブリッジまたはインプラントによる治療を希望されることがほとんどです。例えば、上の前歯1本を歯周病でぐらぐらになって抜歯せざるを得ないケースについて。ブリッジで歯を入れるには、抜歯した部分の両隣りの歯を被せ物の土台として3本ひとかたまりの被せ物を装着して歯を入れることになります。ここで一番ネックになるのが、土台となる歯を被せるために大きく削らなければならないことです。また神経がある歯は必要に応じて神経を取るという治療が必要になることです。また、長期的にみると歯肉の位置変化によってブリッジと歯肉の間に隙間が開いてきますので、歯と歯肉の隙間や審美的な影響が起こることがあります。一方、インプラントはブリッジのように両隣りの歯を土台とするために削る必要はありません。ただし、外科処置が必要であることと、治療費がブリッジよりも高くなること、治療期間が長くかかることになります。ただし、長期的にみると両隣りの歯を削らなく済むぶんブリッジよりもインプラントの方が安定していると言えます。いずれにしても、十分なカウンセリングによって治療方法を選択してもらうことになります。

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