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親知らずの歯肉が腫れることがあります。特に、当院では１２月に親知らずの歯肉が腫れるケースが多くなります。また、夏頃にも親知らずが腫れて来院される患者さんが多く時期があります。親知らずは、歯の一番奥に位置しており、歯ブラシが非常に当てづらい部分になります。歯ブラシが上手く当たらないため、プラークが蓄積しやすく、歯肉の炎症や虫歯が出来やすいといえます。下の親知らずであれば、なんとか鏡で確認することができますが、上の親知らずは確認が困難なことが多いです。最近の若い人たちは、顎の形がスリムになっていますので、親知らずが歯肉の中に埋伏している場合が多いです。また親知らずの頭が見えていても、一部だけ頭が見えて斜めに生えていることが多く、真っ直ぐに全部親知らずが生えるいるのは珍しくなっています。親知らずの周りの歯肉が腫れやすいのは、一部だけ頭が見えているタイプの親知らずです。一部だけ頭が見えている親知らずは歯磨きが難しく、プラークの蓄積がとても起こりやすい状態だからです。親知らずの周りの歯肉が経度に腫れるものから、歯肉の炎症がひどくなると顔が腫れたり、お口が一時的に開きづらい状態になることもあります。また、痛みは経度の違和感程度からズキズキとした激痛まで様々です。治療としては、親知らずの周りのプラーク除去と消毒、抗生剤や消炎鎮痛剤の投与が必要となることもあります。親知らずの歯肉が度々腫れたり、痛みを何度も繰り返すようなケースでは、抜歯をした方がよい場合もあります。