歯を失う原因で一番多いのは?
2018年12月17日
歯を悪くする原因としは、虫歯と歯周病があげられます。虫歯と歯周病は歯科の二大疾患と言われるくらいです。歯を失う原因、すなわち歯を抜歯しなければならない原因として多いのは、虫歯よりも歯周病が圧倒的に多いです。昔は虫歯がとても多かったですが、時代は変わって今では虫歯がない小児や大人が増えました。虫歯は、ごく初期の段階ではフッ素塗布とブラッシングの強化で虫歯を予防し、軽い虫歯ではコンポジットレジンによる修復、歯と歯の間にまで進行した中程度の虫歯の場合にはインレーで修復します。さらに虫歯が神経まで到達するような重度のケースでは、神経の治療を行い被せ物を装着します。このように虫歯の進行度合いによって虫歯の治療を行います。そして、虫歯は早い段階で治せばすぐに治療が完了し、歯のケアをしていけば予後は良いです。ですので、虫歯で抜歯に至るケースは虫歯が歯の根っこの内部にまで到達して治療が難しい場合に多いと言えます。一方で、歯周病は虫歯のない健康な歯でも抜歯になることがあります。歯周病は歯周病菌によって歯を支えている骨が溶けて、歯をぐらぐらとさせます。歯周病は治療をしても元の健康な状態にはもどりません。ぐらぐらして噛めなくなってしまったら抜歯するほかありません。歯周病がなぜ虫歯よりも抜歯に至る原因として多いのかというと、歯周病は慢性疾患でほとんと自覚症状がなく進行して、歯周病がかなり進行してから症状が頻発することが多いからです。今までに歯の痛みを感じたことがなく歯科医院にかかったことがないという方が、ある日突然歯に痛みを感じて歯科医院を受診したところ、歯周病が全体の歯に進行していてすべての歯が抜歯になったということが起こり得るのです。ですので、歯周病は悪くならないように予防が必要です。本人には歯周病にかかっているかどうかは分からないことがほとんどですので、定期的に歯の検診と歯のクリーニングを行って、歯周病で歯を失うことがないように予防をしていくということが必要です。
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