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こんにちは！
中延、荏原中延の歯医者、平内歯科クリニックの猫好き院長、平内です。

 

今日は虫歯についてのお話です。

 

犬には虫歯が出来ますが、猫には虫歯ができないんです。

 

猫って虫歯にならないって知ってますか？

 

本当かどうか、本日の特別ゲストの林修先生に聞いてみましょう！

林先生！犬と猫のどちらが虫歯になるんですか？

な～るほど。さすがですね～、林先生は「犬でしょ！ワン」とおっしゃっております(笑)。

 

ということで、今回のテーマは

 

「なぜ猫が虫歯にならないのか？」です。

 

私は小さい頃から猫をたくさん飼っていました。

犬も２匹飼ったことがあります。

雑種の犬とマルチーズです。

雑種の犬の名前は、見た目が熊みたいだったので「クマ」と名付け、
マルチーズは「与作」と名付けました。

 

ん？与作？って当時よく言われました。

 

与作と言えば↓これね。

そうです！

サブちゃんの歌「与作」が当時流行っていたから与作と名付けたんですね～(笑)。

これ本当です。

 

飼っていた犬は確かに虫歯になりますが、猫は虫歯に

なったことが一度もありません。

 

な～んでか？と言えば堺すすむね！

そうです！

サブちゃんの歌「与作」が当時流行っていたから与作と名付けたんですね～(笑)。

これ本当です。

 

飼っていた犬は確かに虫歯になりますが、猫は虫歯に

なったことが一度もありません。

 

な～んでか？と言えば堺すすむね！

という事で、最初にどうやって虫歯になるかについて説明します。

まず食事をするとお口の中が急激に酸性になるんです。
↓の図を見て下さい。

食事をすると、わずか数分で中性のpH7から

一気にpH3というとても強い酸性の状態にお口の中が変化します。

「永久歯の臨界pH 5.7～6.2」というのがありますが、

これは「お口の中のpHが5.7～6.2になると

永久歯が溶けるよ」ってことなんです。

 

図の赤い部分に「脱灰(だっかい)」という

ところがありますが、脱灰とは歯が溶けて

いる状態です。

 

これが約２０分続いてますね。

　
という事は、食事をすると２０分間は歯が溶けているってことなんです。

 

ところが、食後３０分経過すると図のようにpHが７まで戻るんです。

 

図の青い部分の「再石灰化」という
という現象が起こって、歯が溶けた部分が元通りにもどっちゃうんです。

 

なんで戻っちゃうのか？

 

唾液が酸性になったお口の中を中和してくれるのと、唾液に含まれる成分が
溶けた歯に取り込まれて元通りになっちゃうんです。

 

唾液ってすごいですね。

 

ということは、食後３０分以内に歯を磨くと、

歯が溶けてもろくなってる時に擦ることに

なるので歯を痛めることになります。

歯が唾液により元通りに修復された、食後３０分後に歯を磨くのが歯には良いんですよ。

 

ここ近年ＴＶや雑誌でもよく取り上げれれる歯の知識ですね～。

 

そしてもう一つ。お口の中に存在する虫歯菌は

歯の汚れ(歯垢)を栄養分として歯に付着し、

酸をどんどん作って歯を溶かすのです。

 

これが虫歯の進行です。

以上から虫歯のまとめです。
試験のヤマですので、しっかり覚えといてください(笑)。

 

・虫歯とは、虫歯菌が作る酸によって

　歯が溶かされて起こる。

 

・食事をするとお口の中が酸性になって

　歯が溶け、唾液によって元に戻る。

 

・間食が多いと、お口の中が酸性になって

　いる時間が長くなるため、虫歯を作る

　原因となる。
　（缶コーヒーや、糖分を含んだジュース、

　清涼飲料水なども同じく酸性になる。）

 

・歯磨きは食後何分たってから行うか？

　３０分後でしょ！

 

・もともと虫歯菌がお口の中に存在しな

　い人は、甘いものを死ぬほど食べても、

　歯を磨かなくても虫歯にならない。

　ただし歯周病にはなります。

　この件に関してはまた別の機会に。

 

・猫は虫歯にならない。

 

ちゅうことで、以上の虫歯に関する知識を踏まえた上で、
猫がホントに虫歯にならないのかどうかを

１０８回にわたって検証したいと思います(笑)。

 

また来週～。

 

おまけ

ミルク＆シュガー