噛む回数と虫歯の関係|中延、荏原中延の歯科・歯医者、平内歯科クリニック
2016年10月19日
”食事はよく噛んで食べましょう”ということは、みなさんよく分かっていると思いますが、意外と食事を食べる時には気にしないものです。
遥か昔、縄文時代には約44%の人が虫歯を持っていました。ところが、それ以前の旧石器時代にはほとんど虫歯はありませんでした。
縄文時代に虫歯が広がった理由としては、縄文時代には土器を使った煮炊きが行われるようになったのが原因です。煮炊きをすると食べ物は柔らかくなります。柔らかい食べものだと、噛む回数は少なくなってしまします。
一方、硬い食べものは飲み込むまでに回数を多く噛まなければなりません。噛めば噛むほど唾液の出る量が増えます。唾液は虫歯菌が作った酸を中和したり、お口の中を洗い流す効果がありますので、軟らかい食べものよりも硬い食べもののほうが虫歯になりにくいのです。
したがって、旧石器時代よりも柔らかい食事をしていた縄文人のほうが虫歯になりやすかったのです。
この傾向は、弥生時代になるとさらに顕著になります。弥生時代の人の虫歯率は84%でした。この時代には、米作農業が普通となり、お米を炊いて食べるようになったのが虫歯が増加した原因です。
神奈川大学の研究グループが、さまざまな時代の食事メニューを再現し、食べる時に何回噛んでいたのかを比べるという興味深い実験を行いました。その結果、弥生時代の食事は、食べ終わるまでに噛んだ回数が3990回だったのに対して、現代食では620回しかなかったのです。
ということで、よく噛むことと虫歯には深い関わりがあることが今では明確な事実となっています。また、良く噛まないと歯周病にもなりやすくなります。ですので、よく噛んで食べる食べるようにしましょう。
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