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前歯の歯と歯の間が黒くなっていて気になるというケースがあります。歯と歯の間が黒く見える原因としては、お茶やコーヒー、タバコなどの色素沈着が歯と歯の間についていて黒く見える場合。過去に虫歯治療のために詰めた歯科用プラスチックのコンポジットレジンが変色した、またはコンポジットレジンと歯質の間から虫歯に場合。歯と歯との間の天然歯に虫歯が出来た場合。以上のような原因で歯と歯の間の歯質が黒く見える場合があります。これらの治療方法としては、色素沈着は歯に着色が強固に付着していますので、歯ブラシやデンタルフロスでは落とすことができません。歯のクリーニングによって落とすことができます。コンポジットレジンは材質に吸水性がありますので、経年変化によって変色することがあります。変色が気になったり、同時に虫歯にもなっている場合には、既存のコンポジットレジンと虫歯を除去して新たにコンポジットレジンを詰めなおすことになります。そして、天然歯に新たに虫歯が発生して黒く見えるケースについて。歯質の表面が黒く虫歯になっているが、黒くなっている範囲が小さく内部に深く進行していないような初期段階の虫歯では、ブラッシングをよく行って頂いて様子をみる方がよいです。これは虫歯よりも健康歯質を削る量が多くなってしまうからです。ごく初期の虫歯は歯磨きで綺麗にしていると、ほとんど進行しないものです。ただし、見た目が小さくても内部に深く進行しつつあるも場合など、ある程度虫歯の進行が見られる場合には虫歯を完全に除去してコンポジットレジンを詰めたほうがいいです。このように虫歯の状態によって判断することになります。