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歯のステインとは、お茶、コーヒー、紅茶、ワインなどの飲み物による色素沈着のことです。歯の表面、歯と歯の間、歯の裏側に黒い着色としてつきはじめ、見た目にも気になるようになります。特にお茶、コーヒー、紅茶は歯の表面に着色がつきやすく、飲む量や頻度に比例して着色がついてくるものです。また、歯の表面がツルツルと滑沢な方と歯の表面が粗造な方がいらっしゃいます。歯の表面がツルツルとして滑沢な方が、歯の表面がやや凸凹して粗造な方の方が、ステインがつきやすいと言えます。このステインは歯の表面に強力に付着していますので、歯磨きでは落とすことができません。以前、当院の患者さんで、その方は営業マンだったのですが、営業先ではコーヒーが必ずと言っていいほど出てきたといいます。当然、出されたコーヒーは、飲まないければなりませんので、１日に何杯もコーヒーを飲んでいました。結果、歯のクリーニングを行っても、毎日のコーヒー摂取料が多いため、１週間で元通りにステインがついてしまうのでした。通常は、ここまで短期間でステインがつくことはないと思いますが、気になったら歯のクリーニングで綺麗に落とすことができます。また、タバコのヤニの場合と同様に歯の着色がついてくるのですが、ヘビースモーカーの方ですとヤニが厚みを持った層として付着することがあり、落とすのに時間がかかる場合もあります。現在は、昔ほどタバコを吸われる方が減ったので、飲み物によるステインがほとんどです。気になったら歯のクリーニングで落としましょう。