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日々の診療でよく見られるケース、気が付いたことについてお話ししたいと思います。一番奥に親知らずが生えていることもあれば生えていないこともあるかと思います。親知らずと一個手前の歯のブラッシングについて。歯式でいうと親知らずが８番、親知らずの一個手前が７番と呼びますで、以後番号で説明します。８番は歯の一番奥にあって、ブラッシングもとても難しい位置に生えています。しっかりと頭が出ていない状態で生えていたり、斜めに生えていたりするとさらにブラッシングが困難になります。さらに、７番と８番にはほっぺたの粘膜が被さってくるため、歯ブラシが当てづらくなっています。前回のブログで説明したように、右ききの方は左側７番と８番、特に左下の７番と８番はもっとも歯磨きが難しい部分だと言えます。このように７番８番は歯ブラシをしっかりと当てることが難しく、プラークの蓄積が起きやす部位と言えます。プラークの蓄積が起きると歯肉の炎症を起こし、歯肉の腫れ、噛むと痛む、しみる、ズキズキと痛むなど様々な痛みを惹き起こす原因となりますし、虫歯発生の原因となることもあります。以上のように７番と８番はしっかりと磨くことが難しいということを念頭において日々の歯磨きを行うことが必要になりますが、しっかりと磨くにも限界はあります。しっかりと磨けないところは、歯科医院で定期的に検診と歯のクリーニングで綺麗にして、歯磨きは不十分であれば上手く磨けるように歯磨き指導を受けるのもよいかと思います。