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Q．痛くもないのに虫歯があるといわれました。本当でしょうか？

虫歯の状態を放置してしまう人は多いのですが、お口の中に出来た虫歯が「痛くないから」という理由で虫歯が出来ても歯医者に行かないケースが見受けられます。
虫歯は歯に出来る部分や進行の度合いによっては痛みをまったく感じない事もあり、虫歯を放置してしまう原因となる事もあります。
今回は、「痛くもないのに虫歯があるといわれました。本当でしょうか？」について詳しくお話をさせていただきます。

■虫歯がエナメル質にとどまっている場合には、ほとんど痛みを感じる事はありません 虫歯は歯の表面物質であるエナメル質と呼ばれる箇所に最初に出来ます。
この状態は虫歯の中でも初期段階である「C0」と呼ばれる段階であり、歯の表面物質のエナメル質がごくわずかに溶けて白く濁っている状態ですが痛みを感じる事はなく、虫歯の穴も開いておらず自覚症状を感じにくいという特徴があります。
しかし、C0の状態から虫歯が進行して「C1」と呼ばれる歯の表面物質のエナメル質に穴が開いた状態になってしまうと、冷たい飲み物や食べ物などが徐々にしみてくるようになります。
そして、「C2」と呼ばれる状態の虫歯にまで進行してしまうと、今度はエナメル質の下にある象牙質と呼ばれる箇所に虫歯が到達してしまい、冷たい飲み物や食べ物がしみて痛みを感じたり、何をしなくても歯が痛む、という状態となります。