中延の歯科・歯医者なら、中延駅徒歩2分・荏原中延駅5分の平内歯科クリニック。

日本人の死亡原因第４位に肺炎があります。

私たちは、寝ている時でもゴクンと唾液を飲み込んでいます。唾液の中には、約５００種類の細菌が２～３億個存在しています。

この細菌を含んだ唾液を飲み込んだ場合、胃液によって死滅します。しかし、高齢者の方は、気管に流れ込みやすくなっていますので、注意が必要です。

元気な人は、咳き込んで排除することができますが、高齢者の方はこれが難しくなってきます。

気道の粘膜にはたくさんの細かい毛が生えていて、唾液や細菌が気管支や肺に流れ込まないようにたえず動いていますが、その毛の数と動きが年齢とともに少なくなり、知らないうちに細菌が気管支や肺に入り込んでしまうのです。

このように、高齢者の方は肺炎にかかりやすいということを知っておく必要があります。

肺炎にならない予防法としては、お口の中を常に綺麗にするのが一番です。

歯磨きをしっかりすること。入れ歯をお使いの方は、ブラシや入れ歯洗浄剤を使って綺麗に保って下さい。入れ歯も綺麗に清掃しないとたくさんの細菌が増殖します。

お口の中を綺麗にして細菌数を少なくすれば、唾液とともに気管支や肺に入っても肺炎になることが予防できます。

介護施設などでは、高齢者の方のお口の中を綺麗にすると、寿命が延びることが分かっていますので、お口の中を綺麗にすることが常識となっています。

以上から、お口の中の清掃状態は寿命にも関連しているということを覚えておいて下さい。