歯周病の重要性と進行のサイン
2023年05月23日
当院では、歯を失う最も一般的な原因である歯周病について詳しく説明しています。歯周病は、口内の歯周病菌によって引き起こされる慢性疾患であり、歯を支える骨を徐々に溶かしていく病気です。一番多い歯を失う原因となるのは、以下の特徴があるためです。
・歯周病は進行しても痛みを伴わず、本人には自覚症状がないことが多い ・見た目では歯周病の有無を判断することはできない ・歯周病の症状は進行してから現れることが多い
これらの特徴により、歯を失うリスクが高まるのです。歯周病の一般的な症状には、以下のようなものがあります。
・歯磨き時に出血がある ・歯磨き時に歯肉に違和感や痛みを感じる ・冷たいものがしみる ・噛む際に違和感や痛みを感じる ・歯肉の退縮が感じられる ・歯肉が一時的に痛むが数日で症状が消える
歯周病が進行すると、以下のような症状が現れます。
・特定の箇所で噛むと痛く、その部分を避けるようになる ・歯肉が激しい痛みを伴い腫れる ・冷たい飲み物が強くしみる ・歯が不安定になる
さらに、以下のような症状も進行した歯周病の可能性を示唆します。
・特定の歯が他の歯よりも動きがありぐらつく ・歯肉の腫れや痛みが頻繁に起こる ・噛むことが難しくなり、反対側での咬合を強いる ・歯肉から膿が排出される ・前歯が前方に突き出てきた
これらの症状がある場合、歯周病が疑われます。ただし、注意が必要なのは、歯周病にはほとんどまたはまったく症状が
ない場合もあるということです。これが深刻な問題です。歯周病に罹患していても本人は気づかずに進行し、痛みが現れた時に歯科医院を受診すると、歯周病が深刻な状態に進行しており、抜歯が必要な治療しか残されていない場合もあります。
歯周病は予防が非常に重要です。歯磨きや歯間清掃を適切に行うこと、定期的な歯科検診と歯周病の早期発見・治療を受けることが大切です。また、以下の予防方法もおすすめです。
-
正しい歯磨き方法を実践する: 歯ブラシを45度の角度で歯と歯肉の境目に当て、歯と歯茎を同時に磨くようにしましょう。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して歯と歯の間のプラークを取り除くことも重要です。
-
口腔衛生用品の適切な使用: 適切な歯ブラシやデンタルフロスの選択と使い方に注意しましょう。また、口中洗浄剤や口臭対策用品も有効な予防方法として活用できます。
-
健康的な生活習慣の維持: 喫煙や飲酒、ストレスなどは歯周病のリスクを増加させる要因となります。バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけ、健康的な生活習慣を維持しましょう。
-
歯科医院での定期的な検診とクリーニング: 歯科医院での定期的な検診と歯石除去・クリーニングは歯周病の早期発見と予防に欠かせません。歯科専門のプロフェッショナルによるケアを受けることで、歯周病の進行を防ぎ、健康な口腔環境を維持することができます。
〒142-0053 東京都品川区中延3-13-9飯田ビル1F
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~13:00 | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - |
14:30~19:00 | ○ | ☆ | ○ | - | ☆ | △ | - |
☆…14:40~18:00 / △…14:30~17:00
[休診日] 木曜・日曜・祝祭日・学会日
- ご予約・お問い合わせはこちら
- 0120-54-9864
[お電話受付時間] 9:00~18:00 (休診日:木・日・祝日)